2006Akarium Call Project

akarium.jpg

情報のリアリティの追求は、携帯電話をつかった新しい体験設計にも展開していきます。2006年、Akarium Call Project。表参道に復活したイルミネーションイベントに話題性をプラスするために企画されたこのプロジェクト。表参道のその場にいる人も、遠く離れた場所にいる人も、用意された電話番号に電話をかけるだけで、表参道の沿道に並んだ数百基の電飾装置を自由に声で操ることができるというものでした。携帯というリアルなツールで街や人が結びついていく。その体験を最新のネット技術が下支えしている。そのわかりやすさもウケて、多くのメディアで紹介され話題になりました。

akarium2.jpg

街でのリアルな広告活動にはいろいろな意味があります。ネットに閉じた活動に、体験のリアリティを提供すること。体験のリアリティが増していくと、人々のかかわりの深さや意識のありかたが変わります。そしてもちろん、街を軸に話題性の輪を広げること。そこからバイラルやクチコミの輪が広がっていきます。でもさらに重要なのは、街で起こるニュースはTVや新聞の取材対象になりやすいこと。ネットの中で閉じたできごとはどんなに面白くても取材ネタにはなりにくい。なぜなら、盛り上がりを伝える説得力ある画が撮れないから。

関われば関わるほど、コミュニケーション全体回路のなかでの街の重要性に気づかされます。Akariumで積み上げた街活動の知見は、その後、Sonyビルでのプロジェクトに引き継がれていきます。新しい体験を開発し続けるるのはたいへんでありリスクがともないますが、ひとつひとつの経験を地道に積み上げていことがより難易度の高い成果へのカギになると信じています。

Tokyo Interactive Ad Awards
Gold, Silver, Finalist
Asia Pacific Advertising Festival Gold
Webby Awards Special Honorable Prize

→プロジェクト概要説明ページ