メディアをデザインする。Media Interface

ネットメディアのあり方。その時代価値のあり方。インターフェースのあり方。それは、博報堂電脳体時代からずっと考えてきたテーマであると同時に、業務としても取り組んできたテーマでもあります。90年代に取り組んだ「お年玉くじ付き電子年賀状」「ペタろう」。それぞれはコンテンツ企画であると同時に、広告メディア企画でもありました。生活者にとってバリューある広告メディアとは?広告主にとって価値ある広告メディアとは?効果を高める広告メディアとは?そうしたことを考えながら、サービス設計/インターフェース設計を考えること。メディアセールスシートをつくること。それを持って、得意先の広告宣伝担当の方にプレゼンにいくこと。テーマ商品を具体的にメディアにはめ、広告表現をつくり、その価値の検証をすること。ネットメディアのあり方がまだまだ手探りだった時代に、試行錯誤を繰り返しながらある検証を重ねていったその経験とその積み重ねが、777のメディアインターフェース開発知見の礎となっています。

2003年(たしか2003年だったと思いますが)に登場したau最初の携帯ポータル「ezweb portal」。auユーザーが携帯からネットへと出て行くゲートとなるメディア設計とインターフェースデザインは、博報堂時代の最後の時期に福田が担当していた仕事です。

メディアインターフェースはビジネスの拡大のシナリオとともに


メディアインターフェースを考える際に重要となるのは、そのメディアビジネスの拡大のシナリオを理解した上でそのありかたを考えること。携帯は生活者にとってどんなメディアになっていくるのか、どんなメディアになろうとしているのか。あるいは、この先、どんなメディアとしての可能性を秘めているのか。という全体論に始まって、そのキャリアが指向する競合優位性、ビジネスのユニークネスを視野に入れて、そのサービスならではの使い勝手のあり方を設計する必要があります。そこを考えずにただ機能の配置だけを考えていくと、結局それは他社とは大きく変わらないものになっていく。どんなにカッコ良くとも、その視点がきちんと整理されデザイン化されていかない限り、いい着地にはいたれません。2003年の業務では、ベーシックなコンセプト開発からインターフェースデザインへの落とし込みまでを一貫してフクダが見る構造になっていたことで、コンセプトと表現が乖離することのない太い仕事につながりました。


2007年、auOne統合ポータル

2007年には、同サービスの2007リニューアルディレクションを引き受けています。数年の時を経て大きく成長し強いコンテンツプラットフォームとなった携帯メディアの、次の戦略シナリオに基づいたリニューアルのあり方を方向付けることが仕事でした。このプロジェクトにおいても、考え方整理から具体的デザイン開発のディレクションまでを777が一貫して行っています。


ビジネスの拡大のシナリオと時代的提案性

このプロジェクトでは、ビジネス拡大のシナリオにあわせたインターフェース改訂と同時に、携帯メディアの時代提案性をテーマにリニューアル設計を行いました。あるコンセプトワードを設定し、その考え方にあわせて情報体験のユニークネスを考える。そのコンセプトの考え方が、機能のあり方とデザインのあり方を決めていく。難しいお題ではありましたが、やりがいのあるプロジェクトになりました。

ディレクションを一貫できる業務構造

プロジェクト規模が大きくなればなるほど、関わる部署と担当者の数は増えていきます。それは得意先だけでなく、それを引き受けるエージェンシーのなかでも一緒です。特に、今までの知見の少ない新領域では、全体像をイメージできるスタッフの数が限られるので、考え方を共有したつもりになっていても結果的にバラバラになっている、ということも普通に起こります。そのソリューションにおいては、上流から下流までの一貫したディレクションをきちんと一貫できる業務構造がとても重要になります。そして同時に、知識としてだけでなく、具体的なプロジェクト運用経験をもつクリエイティブディレクターが一貫したディレクションをおこなうことが大切です。コンセプト作りから機能、デザインの落とし込みまでを一貫して受け持てる777のユニークネスは、こうしたプロジェクトで力を発揮します。


→ぺたろう