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777塾、今年の予定を発表します。

777塾とは:
トリプルセブン・インタラクティブの代表、福田敏也が90年代から始めている広告私塾。ネットの世界にはネットメディアをよく理解したコピーライターが存在しないことに困り果て、いないものは育てるしかないということで第一回がスタート。以降、その内容やカタチを変えながら、現在は、コピーライターという職種に限定することなく、メディアにとらわれない新しいコミュニケーション設計をテーマに「考え方を考える」講義と演習を提供している。すでにたくさんの卒業生が旅立ち、新しい広告を考える現場最前線で活躍しています。

講義内容:
約10回の中で、前半は講義を中心に。後期は、グループワークを中心に運営していきます。

講義テーマ例:
企画あたまの鍛え方についてのネタ、リアリティという視点で広告のホントらしさを考えるネタ、広告映像のありかたを考えるネタ、情報価値という視点から企画を考えるネタ、モヤイ像の盗み方というネタ、デザインの考え方を考えるネタ、バナー広告100連発というともかくバナーの名作からヒントを探るネタ、最新のカンヌ事例を通じて広告の今を考えるネタ、最新のTIAA事例を通じて広告の今を考えるネタ、メディア視点で企画を考えるネタ、PR視点で企画を考えるネタ、コンテンツ視点で企画を考えるネタ、777のクリエイティブディレクションの考え方を伝えるネタ、などなど。
塾長の問題意識によって、その内容は毎年変化しています。今年は、Facebook Awardの審査にも参加しているので、Facebookの時代的活用というテーマも入ってくる可能性があります。

塾開催予定期間:2013年8月〜10月の毎週1回、全10〜13回

募集資格:777塾で学びたいという強い意志をもつ「生きのいい若手」。
自分は生きのいい若手であると思える人であるなら、年齢は問いません。性別も問いません。私はデジタルとかよくわからないから勉強したい、というような方はお断ります。777塾はカルチャーセンターではありません。生きのいいプロの若手のトレーニングの場です。学生さんのエントリーも受け付けますが、プロが優先されること、ご理解ください。
対象職種は特に限定されません。クリエイティブマインドをもっている人であれば、職種は問いません。
これまでに参加した方々の職種は、広告会社コピーラーター、広告会社CMプランナー、広告会社営業、広告会社マーケ、広告会社プロデューサー、広告会社クリエイティブディレクター、PRエージェンシープランナー、出版社編集者、フリーコピーライター、ウェブ制作会社ディレクター、ウェブ制作会社アートディレクター/デザイナー、フリーランスコピーラーター、フリーランスデザイナー、フリーランスプログラマー、フリーランス映画プロデューサーなど、多岐にわたります。
無料の枠組みです。無料であることは、福田個人の思いと場所提供してくださるLOFTWORKさんのご好意によって成り立っています。なので、欠席不可です。毎週水曜日の夜19時に渋谷道玄坂上に来られることは必要条件です。会社上司やチームの方にご理解いただく必要があると思います。きちんと相談して、参加するようにしてください。

募集予定人員:10名程度
開催曜日:毎週水曜日夜を予定/19:00~21:00
開催回数:10回を予定(2時間の授業X10)
受講料:無料(予定)
開催場所:渋谷道玄坂上 LOFTWORK10Fセミナースペース

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募集開始:5月4日
エントリー締め切り:6月10日
書類選考:〜6月14日
結果連絡:6月14日
面接選考:6月21日〜6月末
結果連絡:7月20日までに連絡します。

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選考方法:

一次選考:書類選考
     履歴書と職歴書を書いてください。
    (連絡のために、携帯電話番号とメールアドレスは必ず明記)
     同時に、次のテーマで文章を書いてください。
     テーマ「自分が777塾に入ると、こういういいことがある」
    (文字数は自由。好きに書いてください)
     以上3点を以下のアドレスに送ってください。

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二次選考:面接
     書類選考を通過したかた全てにお会いします。

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以上、みなさんのエントリーをお待ちしています。

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カンヌ2013、サイバー部門ヤングライオンコンペティションの
日本代表チーム選考の募集が始まりました。

今年は、事前の勉強会も組まれ、
受賞を目指すヤングへの
さらなるサポートが予定されています。
参加するだけでも勉強になる。
本気でつくればもっと勉強になる。
日本代表になれば、すごい経験になる。
カンヌで勝てば、一生ものの実績になる。

みなさん、ふるってご参加ください。

詳細は、こちら

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12月6日木曜日19:00に、渋谷道玄坂上Loftwork 10FのセミナースペースにてD&ADのイベントが開催されます。「D&AD Creative Directors In Conversation vol.2」。D&AD2012の日本からの受賞者を招き、世界最前線のクリエイティブのあり方をトークする企画です。セッション1は、内田 喜基氏(cosmos アートディレクター、グラフィックデザイナー)小林弘和氏(クリエイティブユニットSPREAD デザイナー/アーティスト)高谷廉氏 (AD&D アートディレクター /グラフィックデザイナー)による「世界のデザイン/広告賞を目指すワケ 」。セッション2は、菅野薫氏(電通 クリエイティブテクノロジスト)福田敏也氏(777interactive クリエイティブディレクター)による「世界のデザイン/広告賞で認められる意味」。

まだ、席が多少は残っているようです。ご興味のある方は、こちらからお申し込み下さい。

先日、電通さんに在籍する友人と話をしていた際「777は電通さんや電通グループとも仕事できる状況になってるよ」と伝えたところ「え、そうなの?たぶん、電通のみんなそれ知らないと思うけど。HPにも、博報堂と契約してるって書いてあるし。」と指摘され、急ぎ確認したところ、、、、、

申し訳ありません。オープンに仕事を受けられるようになった2010年に、HPでの記載内容変更を失念しておりました。現在は、「博報堂とのフェロー契約は、2010年9月末に終了いたしました。現在はオープンにどちらからのご依頼もお受けすることが可能になっています。」と記載修正しております。

誤った情報で777へのご依頼を躊躇されたみなさま、ご迷惑をおかけしました。現在777は、どの企業さんからも出資を受けていない、また、どの企業さんとも独占契約を結んでいない完全オープンな会社になっております。どうぞよろしくお願いいたします。

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「Facebook Studio Awards」。
http://www.facebook-studio.com/awards/
昨年、第一回が行われ
Small Business Saturday 2011に
グランプリにあたるブルートロフィーが贈られました。
今年、その第二回が行われます。
弊社福田は、Global Creative Councilのメンバーとして
その審査に参加します。

Criteriaは、
・Is the work social? Are people and social interactions at the core of the idea?
・Does the work seize the creative opportunities of using Facebook? Do your Page posts have killer copy and great photography? Are you creating content that makes the Facebook experience better?
・Does it scale? Is it easy for people to interact with and share your content? Are you using Facebook marketing products to extend the reach of your message?
・Did the work drive business results? Did you deepen relationships with customers, increase sales and drive word of mouth at scale?

Jeff BenjaminやNick Lawなどのスタークリエーターも
その審査メンバーに加わっていて
とても面白い議論が交わされているようです。
そのあたり、また、
審査会の後にご報告します。

今年のエントリーはもう始まっています。
→エントリーページ
締め切りは、今年の年末12月31日。

みなさんふるってご参加ください。

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現在店頭に並んでいる宣伝会議「BRAIN」11月号。青山デザイン会議で、代表の福田が、ロボットクリエーターの高橋智隆さん&慶応大学教授の田中浩也さんと対談しています。

http://www.sendenkaigi.com/books/back-number-brain/967

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縁あって「星のや」のサイトのお仕事をしています。独自のフィロソフィーにもとづいて、星野リゾートならではのラグジュアリーリゾートのあり方を提案してきた「星のや」ブランド。777的タスクは、星野社長とじっくりお話しをしながら、「星のや」がこの数年でつくりあげてきた価値の総体をもう一度整理しなおすこと。その基本価値に根ざし、その意味やオリジナリティがストレートに伝わる設計を考えること。無駄なグラフィック表現や修飾ワードを排して、シンプルな表現ルールをつくること。世界の旅好きに愛され始めているインターナショナルリゾートブランドとしてのこれからの道筋を示すこと。その考え方は、制作を担当しているTwotoneの茂出木さんが深いシミュレーションを重ね、今回の着地に昇華させてくれました。竹富島、軽井沢とリニューアルはつづきます。

http://www.hoshinoyakyoto.jp/

FabCafeという時代的モノづくり拠点に関わることになったのは、偶然なのか、無意識の選択だったのか。それはよくわからない。でも、この数年、自分の頭のなかでグルグルしてきた今の時代的消費のあり方やものづくりについて、FabCafeを通じてさまざまな人と出会いさまざまな考え方に向き合ったことでさらに考えを深めるきっかけになっていることは間違いありません。時代はひきつづきもの凄い速度で変化しています。90年代2000年代の変化は、変化を先導する人たちの間でだけ共有されるものであったのかもしれません。でも、現在の変化は、地球的規模で共有される大きな空気。FabCafeの関わりは、そうした世界的空気の共有を強く意識させられるものです。渋谷道玄坂で誕生したジャパンローカルなカフェなのに、その反応は海を超えて、アメリカ、オランダ、ノルウェイ、台湾などなど世界中のさまざまな都市で暮らす人たちからメッセージを受信し、一緒にやろうっていうラブコールを受けている。なぜ、世界はこのカフェにそんなに反応してくれるのか。モノづくりカフェというカタチに反応するのか。みんなの意識の中に何が起こっているのだろう。

ものづくり領域で起こっている文脈

Do It Yourself。日本でもホームセンターとかの看板に掲げられてきたものづくりのキーワード。たぶん何10年も前に開発され、その時代キーワードとなった言葉です。アメリカの家庭には広い敷地に大きなガレージがあって、その中には2台の大型アメ車だけでなく、日曜大工するお父さんの城がある。大きな作業テーブル、壁にかかった電動ドリルを始めとする電動工具の数々。山奥に住むお父さんの中には、チェーンソーを所有していることも珍しくない。アメリカには、そうした環境があり、家をメンテして使う文化があり、休日を家で過ごすライフスタイルがあり、そうした暮らしをしているたくさんの人がおり、その人たちが使う膨大なお金があり、そのお金に支えられたビッグマーケットがあります。日本ではホームセンターや東急ハンズが束ねてきた市場ですが、アメリカにおけるそれは、日本では想像もできない大きさと内容とパワーをもっています。先日日本でも発売されたクリスアンダーソンの「MAKERS」は、DIYの延長線上にある次の流れをテーマにしています。技術が進化し、ハードの価格大きくをさげたことは、ガレージモノづくりのありかたを大きく変え始めています。レーザーカッター、3Dプリンター、CNCなどの専門的工作機械が、普通の家庭に安価に入り始めている。さらに、ネットワークされたお父さんや子供たちは、データをシェアし、スキルをシェアし、ネット上の仲間たちと知見をシェアしあうことで、ひとりでは実現できないことも実現できるようになっている。Do It With Others=DIWO。FabCafeへの関心の高さは、その流れと濃くつながっています。

時代的消費のあり方について、何人かの気になる人たちが気になる文章を書いています。

元MITメディアラボのジョン前田さんの文章。

現在、人々はテクノロジーやデザインを超えたものを欲するようになっている。単なる移動手段としての4つの車輪やハンドルを欲しているわけでもなく、あるいはどこにいても常に音楽や情報に取り囲まれていたいと考えているわけでもない。いま彼らが求めているのは、自分の価値観を思い出させてくれるような方法──つまり、この世界のなかでどのように生きることができるか、どう生きるつもりか、どう生きるべきかという価値観を思い出させてくれるものである。(中略)われわれがジョブズの手がけた製品を買うのは、単にその機能性や優れたデザインのためではなく、彼の作品の完成度の高さに対する敬意の気持ちからである。つまりわれわれは、彼がつくり出そうとしていた未来に対するビジョンや、そのビジョンが表す価値観を受け入れ、それに対価を支払っている。だからこそ、われわれは少々高くとも喜んでお金を払うわけだ。物事の不完全さが明かされることがますます多くなっている世界のなかでは、そうした価値観を堅持し続けることはわれわれにとって最も重要なことである。われわれは責任を持ってつくられ、偽りなく販売された製品を買いたいと思う。そしてまた、単なるアルゴリズム(計算処理)から生まれたものではなく、自分たちの如く人間の精神から生まれてきたものを買いたいと思う。

ジョン前田さんが思い描く消費は「この世界のなかでどのように生きることができるか、どう生きるつもりか、どう生きるべきかという価値観を思い出させてくれる」消費

そして、FrancFrancの社長の高島さんがGOETHEの中で書いていた文章。

これかの社会、特に日本のように生活文化の成熟した社会にとって何が必要なんだろう。もう実用だけではつまらない。日常を豊かに導く新たな価値が必要なのだ。そしてそれは決してハードではない。モノの裏側にある別な価値が伴ってこそ、付加価値という新たな価値観が形成される。先だって、近所にある家電量販店に行ったが、久々に行ってTVの薄さに驚いたし、その安さにも驚いた。それでも売れていないのか、店員が寄ってくる寄ってくる。もうTVは悲しい商品になってしまったんだなとあらためて感じた次第である。40年ほど前から家庭に入り込んだTVという商品に誰も共感しなくなったのである。それは、スペックだけに走り続けたハード、つまらないバラエティ番組を流し続けるソフトとともに、魅力を感じないからである。
最近はアメリカのEtsyというネット通販にはまっている。そう多くを買っているわけではないが、そのセンスや商品に共感するし、買わなくても見ているだけで楽しい。対照的に、これでもかこれでもかと品揃えしてきた大手のネット通販。「なんでもあります」が「欲しいものがありません」化してきているのである。

高島さんの思い描く消費は「決してハードではない、モノの裏側にある別な価値の消費」

ユニクロとユザワヤの不思議な関係

最近どうやら、手芸用品の老舗「ユザワヤ」さんがユニクロ横を選んで出店しているらしい。たしかに新宿駅南口の高島屋ビルには、ユニクロとユザワヤが並んで出店してる。ユニクロでシンプル&リーズナブルなアイテムを購入し、ゆざわやさんでそれにオリジナルな細工を施す材料を買って楽しむ。そういう買物をする人が増えているらしい。だから「ユザワヤ」さんは戦略的にユニクロ横を狙って出店している、と。サラファインも、ヒートテックも、フリースも。その流れではあらゆるユニクロ商品が「マイオリジナルアイテム」をつくるためのマテリアル。シンプルだし、カラバリは豊富だし、素材もいろいろあるし、品質は悪くないし、ユニークな新素材もあるし、リーズナブルだし。プチカスタマイズするマテリアルにはもってこいの素材ということなのだ。

ユニクロXユザワヤで展開されている消費は「大量生産商品の私ハック」消費

震災発生の数年前から、ソーシャル消費という言葉を多方面で聞くようになりました。

どうせ買うなら社会のためになるものを買いたい。どうせ買い替えるなら、環境に配慮した商品を買いたい。それも成熟した消費社会のひとつのあり方です。その流れは震災以降、日本でも強く意識されるようになってきました。2011年7月に発売された書籍「スペンド・シフト<希望>をもたらす消費」の中では、「見栄や贅沢のための浪費」を嫌い、「より良い社会を作るための消費」にシフトしているアメリカ市場の流れが膨大な調査データをもとに解き明かされていました。

(amazonの書籍解説文より)
人びとは買わなくなったのではない。自分を飾るより自分を強く賢くするためにお金を使うようになったのだ。希少な「購買力」を「投票権」のように行使して、社会に希望をもたらし、人の絆を強めるようなモノやサービスを支援することも覚えた。「宣伝に踊らされてお金を落とす」移り気で受身のかつての消費者ではなく、「自分の意思で目的をもって対価を払う」能動的で思慮深い新しい消費者の姿が、著者らが2年をかけて全米をくまなく歩いて調査した数々の事例から浮かび上がる。こうした「行動する消費者」を味方につけた企業は、不況下でも大きく成長している。
◆これがスペンド・シフトだ!◆
・自分を飾るより⇒自分を賢くするためにお金を使う。
・ただ安く買うより⇒地域が潤うようにお金を使う。
・モノを手に入れるより⇒絆を強めるためにお金を使う。
・有名企業でなくても⇒信頼できる企業から買う。
・消費するだけでなく⇒自ら創造する人になる。

ソーシャル消費文脈で語られている消費は、「社会のためになるものを自ら意志をもって選ぶ」消費

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もろもろの消費を、全体俯瞰してみましょう。

FabやMakersの流れにある消費は、「欲しいプロダクトは自分でつくる」消費。ジョン前田さんが思い描く消費は「この世界のなかでどのように生きるかという価値観を思い出させてくれる」消費。高島さんの思い描く消費は「決してハードではない、モノの裏側にある別な価値」の消費
ユニクロXゆざわやで想定されている消費は「大量生産商品の私ハック」消費。ソーシャル消費文脈で語られている消費は、「社会のためになるものを自ら意志をもって選ぶ」消費。

次の消費をテーマとしながら微妙に違っているそれぞれの論点。
そこに共通するキーワードはなんだろう。共通してコアにあるものはなんだろう。それらを全体俯瞰できる1レーヤー上の整理概念はなんだろう。FabCafeをスタートして以降、ずっとそれを考えてきました。

「映し鏡」消費。
自分はそれを、「映し鏡」消費と置いて自分アタマを整理しはじめました。

ネットワークが生まれて大きく変わったこと。それは、人々が自分をまん中に置いた関係図を、無意識にイメージし始めたことだと思っています。かつて国とか村とか会社とか、大きな存在を前提にその中の一員として意識されていた個人は、その枠組みが多様化し、同時に国も会社も趣味のコミュニティもフラット化する流れの中で、多様なつながりのまん中にある個人が意識されるように変わってきました。世の中が変化して国や会社のあり方が変われば変わるほど、結びつくコミュニティの数が増えれば増えるほど、変わることなくそのまん中にある自分性がより意識される流れ。メールもブログもSNSも、人々はそれらメディアに発信される自分がどのように返ってくるのか、その返りを強く意識しています。それらを自分鏡のように使いながら、自分の社会的位置をチューンしています。SNSの登場以来話題になってきたソーシャルグラフ的関係図は、SNSが始まるずっと以前から、みんなの心の中には無意識のうちに意識されるようになっていたのだと思います。その意識のさらなる進化の中で、震災等の大きな社会変化のなかで、そのイメージが「消費」の領域にも色濃く反映されてきたのが今の流れなのだと。

メール、ブログ、Twitter、Facebook、そしてプロダクト。自分性を発信し、そこに映しだされる自分性をチューンする流れは、プロダクトの領域にもやってきた。その流れはずいぶん前に始まっていたという指摘はあるでしょう。その通りです。でも、その流れが世界全体で強く意識され始めていること、ソーシャルな時代文脈がその意識をより強いものにしていることは間違いない。「この世界のなかでどのように生きるかという価値観を思い出させてくれる」は、自分の価値観を映す対象としての消費。「決してハードではない、モノの裏側にある別な価値」は、モノの裏側にある意味と自分性を重ねあわせる消費。「大量生産商品の私ハック」は、大量消費商品に自分性を映し出す消費。「社会のためになるものを自ら意志をもって選ぶ」は、そこに映る社会と自分の関係を表現する消費。

ソーシャル消費の文脈は、いわゆるブランドを崩壊させるという議論もあります。でもそうでしょうか。自分を映す時代的あり方のひとつが「社会のためになる」ということであって、すべてのものが「社会のためになる」軸をもとにつくられていなきゃいけないわけではありません。もちろん表面的見栄や虚栄心のためだけのブランドは力を失っていくかもしれません。でもそれは、表面的見栄や虚栄心のためにつくられているものが自分性を映したいものにはなりえないからダメになるということだと思います。自分性を映せる提供価値がそのブランドに明確に存在していれば、そのブランドはブランドとして生きつづけるのだと思います。ビトンもエルメスもコムデギャルソンも、そうした旧来からあるブランド消費文脈が、ソーシャル消費の時代変化とともに消えてなくなるとは思いません。

自分性を映せるか。映し鏡としての消費を意識できるか。その意識と時代チューンを自分たちのものづくりの中でどれだけ意識できるのか。どれだけ独自にそのあり方を設計できるのか。そこが問われる時代。いろんな仕事やプロジェクトを、そうした整理で考えるようにしている今日この頃です。その根源的意味に向き合うことが、多様なプロダクト企画に意味ある着地をもたらせるのだと信じています。

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しばしHPで、会社の仕事報告をしていませんでした。
講談社「みんなの栞」。
弊社益田が博報堂&TBWA博報堂チームとともに設計した書籍の新しい売り方企画。

ーー(企画解説より)ーー
本をオンラインで購入し、オンラインで感想を共有することが当たり前になり、書店が窮地に立たされている。そこでオンライン上の読者の声を活用し、書店で思わず本を手に取りたくなる店頭演出を作り出すことにチャレンジした。それが「Social Bookmark POP(みんなのしおり.jp)」。本を開く行動を喚起する「しおり」をキーアイテムとし、ソーシャルメディア上で共有されるブックマークレビューが「しおりPOP」となって書店の本に次々と挟まれディスプレイされていくシステムを作り出した。さらにこのシステムは1冊の本のキャンペーンではなくソーシャルメディアと店頭を組み合わせた新しい販促プラットフォームとして、様々な本で活用された。
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→事例紹介ページ

売る仕組みを考える仕事、増えています。福田の最近の業務も、売り方を考える仕事が多くなっています。それも時代の流れ。そうした流れに乗れることは嬉しいことであり、幸せなことです。

この仕事はたくさん広告賞もいただいています。
カンヌ2012 サイバー部門銅賞、Webby AWARDS 2012Offical Honoree、TIAA2012銀賞、アジア太平洋広告祭2012(ADFEST)プロモ部門銅賞、サイバー部門銀賞/銅賞、SpikesAsia2012サイバー部門銅賞などなど。関係者の皆さん、ありがとうございました。こうした売り方の企画で賞をいただけるのはとりわけ嬉しいものです。

777に新しいメンバーがひとり。
acco nakamura。
Central Saint Martins College, BA Graphic Designを卒業した後、いくつかのUK Creative Agencyを経て2010年日本へ帰国。帰国後スウェーデンCreative Agency Great Works Tokyoに所属していた強者です。面白い仕事があったら、声をかけてやってください。

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弊社益田のプランイング&ディレクション仕事。新型NOTE試乗キャンペーン「免許くじ」。

http://www.nissan.co.jp/SP/NOTE/KUJI/

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これまた最近、「福田さんはCafeなぞ始めて、クリエイティブ仕事からは引退したのか」というご心配の声を多方面でいただいています。上のような写真がCafe広報やFacebook経由で配信されることも多く、その頻度から、ご心配の声が高まったことと思います。決してそんなことはございません。今も、企業ニーズの最前線で難易度の高いお仕事に忙しい毎日です。しかしながら、新しいことを始めているのも事実。そこで。。。なぜ、Cafeを始めたか。それに関する思いを、一度丁寧にご説明したいと思います。

それは、Macを初めて知った時の...

福田は80年代の中盤にマッキントッシュと出会いました。当時、モノクロディスプレイで墓石のような形をしたマックが70万円弱した時代。それは入社数年の自分にとっては大きな投資でしたが、他のパソコンと圧倒的に違うUIとソフトの思想、使い勝手がもたらしてくれた感動はとても大きなものがありました。モノクロマックを使い始めて、自分のプランニングのあり方はかなり変わりました。「inspiration」というソフトを使い始めて、頭の整理とプレゼンシナリオの組み立てが格段に進化したのです。さらにカラーバージョンIIcxが登場し、速攻でカラーに乗り換え、今度はイラストレーターを始めとするグラフィックツールがもたらす進化にやられました。デザインという領域が自分の大きな関心ごとになっていったのです。コンピューターテクノロジーがもたらす革命。雑誌の見出しで使い古さた表現ですが、自分はまさにそれを実感しました。テクノロジーが変えてくれる自分の未来に心からときめいてしまったのです。

デジタルテクノロジーの進化の波は、ソフト領域からハード領域に来ています。パソコンとソフトウェアが進化することで生まれた感動は、「ものづくり」の場にも来始めているのです。工作機械。かつては、大きな資本と工場を所有する企業しか持ちえなかった先端マシンが、技術革新によって安価に手に入るようになっただけでなく、それと合体して進化したソフトウェアがものづくり領域の垣根をかなり低いものにしつつあるのです。

そして、インターネットが生まれた時に、、、

さらに10年後の95年。ちょうど世間でインターネットが話題になり始めたタイミングで、福田はCMの現場からネットクリエイティブの世界にスイッチを切り替えます。95年博報堂電脳体という組織ができ社内公募がかかったタイミングでそこへの異動を決意したのです。正直、インターネットがどんだけのものかわからなかった。そのインパクトが今ほどの流れになるとも想像していなかった。ただ、何か新しいことが始まる予感はあった。電子年賀状、ペタろう、ガチャロボ。。。そこで組み立てていたモデルは、巨大メディアありきで考えるのではない、ネットをつかった新しい広告モデルの模索でした。生活者の日常と向き合うこと、日常の中から効果的にリーチできる文脈を発見すること、ユーティリティ視点にたった生活者と広告のWINWINモデルをつくること。広告コミュニケーションを考える、クリエイティブ視点で考えるという意味において、CM時代にやっていたことと違ったことをしているという意識はまったくなかった。でも、多くの友人は、福田は広告クリエイティブとは違う世界に行ってしまったって思っていました。

「ハイテクものづくり」にまつわる今の状況は、その頃の感じと似ています。大波の予感がする。世の中が変わる予感がする。実際のところ、どうプロダクトのあり方を変えるのか、商品企画のあり方を変えるのか、プロダクトと生活者の関係を変えるのか、人々のプロダクトの愛し方を変えるのかは、かなりまだ未知数でありよくわからない。でも、なんか来る、という予感だけはたしかにある。

FabCafeを一緒にやりましょう。

この仕事は、2年ほど前から企業コミュニケーションの設計仕事を一緒にやっているLoftworkという会社の諏訪、林という両代表と一緒に考え、一緒にやっています。MIT Media Laboの所長である伊藤穣一氏とも近いLoftworkは、世界で起こっているテクノロジーとビジネスの最前線にも詳しく、いち早くFabの流れに気づいた彼らが、一緒にやりませんかと誘ってくれたのです。事業主体はLoftworkなので、福田は知恵とクリエイティブを提供するパートナー&Co-Founder。コンセプトレイヤー、事業レイヤー、広報レイヤー、CI戦略レイヤー、Fab商品レイヤー、カフェ商品レイヤー、コラボ企画レイヤー、イベントレイヤーなどなど、この事業にまつわるあらゆるレイヤーのことを、ある時は概念から、ある時は具体企画から考えています。

777ランチ企画。

毎月7日の777ランチ企画は、その延長にある、ひとつのイベント企画であり、フード商品企画であり、人寄せ企画です。もともと料理が好きだった福田にとっては、フードというレイヤーをクリエイティブするいい機会にもなっています。FabCafeの看板ドリンク「マシュマロラテ」は、福田がプランニングした最初のドリンク商品です。

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これからどんどん進化します。

FabCafeでのゴールは、カフェ事業そのものではなく、ものづくりの未来に関わること。そこに、日本発信のユニークなモデルと場をつくること。そのゴールに向けて、オンラインビジネスの拡充や第二第三の拠点開拓を日々すすめています。福田は、そのお手伝いをしながら、そこで得ていく「次のものづくり」の知見を企業コミュニケーションの現場に戻していきたいと考えています。企業やブランドが選ばれる理由のつくりかた。それがどんどん多様化し複雑化する中で、プロダクトそのものの進化は、メインストリームであり本丸です。必ず、自分たちの仕事にもかえってくるはずなのです。その進捗はまた、このHPで、あるいはブログでご紹介していきます。

福田は、広告仕事から引退したわけではありません。カフェ経営の人になってしまったわけでもありません。これまで通り、企業コミュニケーションの専門家です。いまは、コミュニケーション領域でさらに進化すべく新たな挑戦をしているのです。既存の仕事をやりながらやっているのです。この知見は、ほどなくして福田のコミュニケーション領域の現場にもフィードバックされます。新たな知見とノウハウをもった福田にご期待いただくと同時に、何かあれば気軽にご相談いただければと思っています。